無痛~診える眼~ キャスト&ネタバレ 原作の結末と感想・黒幕(真の悪魔)の登場に驚いた!

久坂部羊さんの小説「無痛」がついにドラマ化です。

ドラマ「無痛~診える眼~」は、2015年10月7日(水)夜9時57分から放送スタートということで原作小説を読んでみました。

医療サスペンスミステリーということで、かなりハードな内容となっていました。

ドラマはオリジナルストーリーということですが、物語の軸は原作小説に付随するようなので、今回は小説「無痛」のあらすじや犯人、黒幕(真の悪魔)について書いていきたいと思います。
(※ネタバレを含みますのでご注意下さい)

			
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◆はじめに

ドラマ「無痛~診える眼~」は、小説「無痛」を原作としたオリジナルストーリーで各話で事件が起こり解決する一話完結となっています。

その中で、ある一つの事件の犯人を追っていくのですがー

今回ご紹介するあらすじや登場人物は原作を元に、独自の見解をたっぷり含んでいますので、小説の捉え方の違いやドラマとの相違点などにご注意下さい。

さらに、小説「無痛」の著者・久坂部羊氏は医師でもありますが、

物語の中で登場する障害を持った人物のその人格や行動はドラマ特有のものであり実際の疾患や障害とは一切関係ないそうです。

それでは、ここから少し長くなりますがゆっくり楽しんでいただけたら幸いです。

【ドラマ「無痛~診える眼~ネタバレ感想はこちら♪】
1話 感想&ネタバレ

 

◆あらすじ(※原作ネタバレ)

神戸の閑静な住宅街で、一家4人惨殺事件が起きます。

主人・石川昭次(37歳)小学校教諭
妻 ・彰子(33歳)
長女・舞 (5歳)明應幼稚園
長男・公平(3歳)明應幼稚園

被害者はこの4人。

第一発見者は近くに住む石川の妹・雅美。

凶器は2本のハンマーでした。

その無残な様子に、

警察は怨恨の可能性があると判断し
法医学の教授は、犯人に情性欠如の疑いが強いと判断します。

情性欠如は人間的な温かい感情のない人格障害の一種で、捜査員たちは刑法39条のことを考えます。

刑法39条
「心神喪失者の行為は、罰しない。心身耗弱者の行為は、その刑を軽減する」

一時は捜査意欲を失われた捜査員たちですが、

犯人は新聞に掲載された石川一家の写真を真似て、同じように遺体を並べていたことから判断力があると推測され、活気づきます。

しかし、遺留品が多く残されているにも関わらず犯人像を絞り込むことが出来ず8ヶ月という時間が過ぎてしまいます。

 

◆登場人物(ドラマのキャスト)

小説の登場人物とドラマのキャストを紹介していますが、小説のネタバレと個人的見解がたっぷり含まれていますのでご了承ください

 

・為頼英介(西島秀俊)

為頼英介は、外観に見える独特の兆候で病気を見分けることの出来るほか、犯罪者に現れる“犯因症”を見分けることができる天才医師。

“犯因症”を見分けることが出来るようになったのは、

元々は大学病院に勤めていた為頼が「治らない病気」や「治療しないほうが長生きできる病気」でも研究のために熱心に治療を進める医療の在り方に嫌気がさして拘置所の医務部に自ら移ります。

刑務所内の医務部は独特で、カルテには犯罪の種類も書かれていました。

為頼は彼らを診察するうちに、万引きや殺人など犯罪によって異なる共通点を見分けることが出来るようになります。

そして、古びたアパートの一室で開業します。

診察は全て為頼の眼で外見を見ることで進められます。為頼の信念は患者に寄り添った治療を行うこと。

治らない病気であればそのことを正直に伝えて、そのまま為頼が寄り添うこともあれば患者の希望があれば転院先の病院へ紹介状を書くこともありました。

その転院先の病院に白神メディカルセンターが含まれていて、為頼が紹介してきた患者9人が全員治らない病気だったことに興味を持ちます。

ある日、タクシーに財布を忘れてしまいます。

後からそのタクシーに乗った高島菜見子が連絡してきて二人は出会いますが、為頼はその直後に起きた通り魔事件で菜見子と息子・祐輔を助けます。

臨床心理士の菜見子は、為頼が“診える眼”を持った医師だと知り、信頼して何かと頼りにしてくるようになります。

 

・早瀬順一郎(伊藤淳史)

熱血刑事。

刑法39条に疑問を持ちますが、為頼と出会ってそれは刑法39条を利用して無罪になろうとする人間が居るからだと悟ります。

病気が原因で起きる事件であれば、患者や患者家族も本当に辛い思いをすることになるー。

刑事として実直な様子に為頼は好感を持ち、早瀬を信頼するようになります。

小説の中で、早瀬はイバラを保護して適切な治療を受けさせたいと願い行動に出ます。

結果、手首を切断され捨てられてしまいますが、自力で生還しイバラを恨むのではなく、はやく病気が治って欲しいと考えます。

 

・高島菜見子(石橋杏奈)

精神障害児童施設・六甲サナトリウムの臨床心理士。

最初の夫を事故で亡くし、子ども(祐輔)の物心がつく前に父親が必要だと思い込み佐田と再婚します。

しかし、佐田は祐輔を虐待するようになりすぐに離婚しますが、佐田はストーカーに変貌します。

その一方で、六甲サナトリウムの児童・南サトミが石川一家4人の惨殺事件の犯人は自分だと言い出し困惑します。

そして、為頼に助けを求めた所、サトミに犯因症は現れていないと言われますがー。

 

・イバラ(中村蒼)

白神メディカルセンターの従業員で先天性無痛症と無毛症、知能障害もあったため実母が2歳の時に亡くなったあと父親側の祖父母に預けられますが、可愛がられず養子に出されます。

その後、いくつかの家庭を転々とした後、ついには施設に預けられます。

イバラの無痛症に気づいたのは小学校の特殊学級の先生で、先生はイバラに様々な危険を教えます。

無痛症であるということは、熱い鍋の中に平気で手を突っ込んだり、骨折に気づかず走り回ったり、腹痛も感じないため食中毒やその他の病気が重症化する危険があり

その多くの危険を、イバラに根気よく伝えていきます。

イバラは様々な危険に注意するようになりますが、カッターが切れると聞くと定規が恐ろしく感じ、ハチに刺されたら大変なことになるならセミはさぞかし凶暴だろうと考えます。

そして、食べ物の傷み具合を嗅覚で判断し、感染を避けるために日に何度も手を洗い、度を越した潔癖症となります。

そんなイバラは白神の治療により手術室の器具担当として働けるまでになります。手術室の仕事はイバラにとって理想的な環境でした。

そして、白神は“無痛”を医療の美学としていたので、イバラの無痛について独自の研究を始めます。

イバラは白神に呼ばれると、今日は何をされるんだろうと嫌な気分になる一方で、イバラにとって白神は自分の知能を上げてくれた尊敬すべき存在でした。

白神が日常的に指示しているのは薬の服用と体を極限まで鍛え上げることで、イバラは白神の指示を忠実に守ります。

さらに、高島菜見子はイバラが施設にいたときの先生で“あーちゃん”と呼んで母親のように慕います。

久しぶりに、あーちゃんに会いに行ったイバラは、佐田が菜見子のストーカーをしていることを知り怒りに震えます。

 

・南サトミ(浜辺美波)

六甲サナトリウムの児童。境界型人格障害と自閉症を併せ持って石川一家惨殺事件は自分がやったと言い出し菜見子を困惑させます。

さらに、事件の被害者・石川はサトミの担任で、サトミが病気を発症する原因にもなる暴言をサトミに浴びせた人物でした。

サトミは自閉症のため、菜見子とメールで話すのみでしたが、菜見子はサトミが比較的調子が良い時に為頼を連れてきます。

一瞬だけサトミの顔を見ることができた為頼は、サトミは人を傷つけることはないと断言。

サトミは発作を起こして大暴れをすることはありましたが、誰かがケガをすることはありませんでした。

そして為頼は、サトミは生まれた時から両親に否定され続けたせいで、大きな怒りを溜め込んでいるのだと言います。

為頼と会って話したとき、サトミは嫌悪感を抱きませんでしたが、後日刑事がやって来たことに怒り施設を抜け出してしまいます。

そして、自分が持っていた薬を売ってお金を作ろうとしたところ、ある人物に声を掛けられ闇の世界へ足を踏み入れることになります。

しかし、そこの得意客の白神がサトミの面倒を見ることになりー。

 

・白神陽児(伊藤英明)

白神メディカルセンター院長。為頼と同じく診える眼を持つ。

為頼が診える眼を持っていることに気づいて、新しく建設する病院の院長に引き抜こうとしますが、治る病気の患者だけを集めようとしていたため反感を買い断られます。

白神は医者としてとても有能で、イバラの知能障害の原因が甲状腺にあることに気づき、治療を行いイバラの知能を引き上げます。

しかし、白神はイバラの特質に気づき薬で操ることに成功しー・・・。

 

◆原作の結末(※ネタバレですので放送後にお読みください)

無痛症というのは、自分が痛みを感じないがゆえに他人の痛みにも共感ができない病ー。
石川一家殺人事件の犯人は“イバラ”でした。

そして、石川家に恨みを抱いていたのは白神陽児だったのです。

白神陽児には弟・怜児がいましたが、結婚を約束した女性が他の男性に持って行かれたため自殺します。

その弟の元婚約者というのが石川の妻・彰子でした。

彰子は新聞に自分の夫をべた褒めする記事を投稿し、写真付きで掲載されます。

白神はその新聞の写真を、薬を飲んだイバラに見せて悪い奴だということを吹き込み犯行を実行させます。

もちろん、犯行を行った時の記憶はイバラには残っておらず、さらに薬を飲ませたのでもし捕まっても刑法39条が適用されるように仕組まれていました。

さらに、イバラはあーちゃん(菜見子)に付きまとう佐田の存在に気づき、佐田をバラバラにしてしまいます。

しかし、佐田はその時、菜見子を一番困らせているのは息子の祐輔だとイバラに吹き込み、イバラはその言葉を信じてしまいます。

為頼はイバラの死因症に気づき、早瀬に連絡します。

その一方で、白神から為頼に連絡が入ります。それはサトミの居場所についてー、でした。

為頼が白神メディカルセンターに駆けつけると病院は閉鎖され、マスコミの人だかりができていました。

職員にそっと肩をたたかれ、案内された先には白神がいましたが白神は自ら点滴を打っていました。

一目見てその症状を悟った為頼ですが、イバラが祐輔を狙っていることを白神に教えられ大急ぎでイバラのアパートに向かいます。

しかし、白神に為頼が来ることを事前に知らされていたイバラは、為頼を麻酔薬で眠らせ筋弛緩剤を点滴します。

目が覚めた為頼ー、同じ部屋に祐輔がいました。

そして、寸前のところで警察がやってきて為頼は命拾いをします。

最後に、為頼はウィーンへ医師として行くことになり、見送りに来た菜見子と話をします。

サトミから、白神と海外を転々としながら弁護士を目指して勉強をしているという手紙が届いたと菜見子は話をします。

サトミの病気は、白神が完全に治した、とー。

一方、警察で治療中のイバラのところへは、菜見子がカウンセリングのため週1回行っていましたが、そのイバラが逃走したと連絡が入りますー。

 

◆感想とドラマ予想まとめ

小説「無痛」を読みながら、何となく天童荒太著書の「家族狩り」に似ているな~と思ったのですが、どうやら私だけではなかったようです。

共通点としては惨殺な殺人事件が起きるところや、児童心理司・臨床心理士の登場、

さらには「無痛」の南サトミ・高島菜見子、「家族狩り」の芳沢亜衣・氷崎游子などの登場人物の役割が何となく・・・といったところでしょうか。

そして、ドラマでは家族狩りで巣藤浚介役の伊藤淳史さんが「無痛」の刑事・早瀬役で登場です♪

今回、ドラマはオリジナルストーリーで、一つの大きな事件を背景に、各話ごとに事件が起きて解決するということなのでスカッと爽快感のある作品になっているかもと期待しているところです。

そして、小説「無痛」の結末は、為頼がイバラに捕獲されその首謀者は白神でしたが、果たしてドラマではどうなっていくのでしょうか、今からドキドキしてしまいます。

 

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2015年9月30日 無痛~診える眼~ キャスト&ネタバレ 原作の結末と感想・黒幕(真の悪魔)の登場に驚いた! はコメントを受け付けていません。 ドラマ